特定保険食品、通称「トクホ」。
清涼飲料水などでも取り入れられ、とても売れる人気商品のようだ。
「トクホ」と付くだけで、なんだか身体に良いイメージを持ってしまうが、
果たして本当にそうなのだろうか。
基本、加工食品でないと「トクホ」になれない
脂肪の吸収を抑える、お腹の調子を良くする、
などの謳い文句で「トクホ」が打ち出されているが、
そういった成分が「人の手で」加えられ、
不自然に調整された食べ物や飲み物にしか「トクホ」はつかない。
確かに、有機野菜や大豆食品などには「トクホ」はついていない。
先の、お腹の調子を抑えたりなどどいう成分は、自然の食品に元来含まれているもの。
それをわざわざ抽出して、科学的に添加すれば「トクホ」が出来上がる。
よくわからない仕組みだが、
そもそもこんなに人の手が加えられているのに、健康に良いわけがない。
「トクホ」がつけられた、とある油には「トランス脂肪酸」が保存の為か使われている始末。
(「トランス脂肪酸」については、こちらの記事をご覧下さい。)
企業が売りたいものに、身体に良いとされる成分を科学的に添加した不自然な食品。
「トクホ」とは何なのか?まずは理解頂きたい。
効果が出るデータもあるが、鵜呑みにはできない
だが、添加されている成分には、その効果が出ているデータがきちんと存在する。
その為、国から認可され販売されている。
ただ、このデータも鵜呑みには出来ない。
体脂肪対策を謳う商品に関しては、体重が平均よりも随分高い被験者を選んで実験を行ったり、
飲んで一時的に効果が見られても、数時間経過すればほとんど差はない。
塵を積もらせ、何ヶ月間も摂取し続ければ若干の効果は期待できるかもしれないが、
人の手で添加された加工食品だということを忘れてはいけない。
消化・吸収するうえで、体内の消化酵素やビタミン、ミネラルは浪費され、
身体の代謝は下がっていくことだろう。
太りやすい、痩せにくい体質ということだ。
果たしてこの「トクホ」、本当に国民の健康を考えた仕組みなのだろうか?
ぜひ、ご自身や家族の食事には貴重な「一手間」をかけてほしい。