春夏のコレクションではほとんど必ずといって良いほど、優雅で清涼感のあるミステリアスなジャパンモチーフが登場。最新コレクションより気になる和柄やディティールをピックアップしました!
かつてヨーロッパで巻き起こったジャポニズムのブームはそのまま現代まで、世界的なファッションや文化の趣向の一つとされています。今回のコレクションからも多くの日本の柄や着物の一部がデザインに反映され多数登場!ビッグメゾンからもフィーチャーされた2015年春夏のジャパンモチーフの傾向を探ります!
アレクサンダー・マックイーンでは家紋や浮世絵、版画などで登場する日本画や特融の花をパターン化。また全体に面や編み上げのサンダルなどから忍者や花魁をモチーフにしたのでは?と伺えます!というかもう額当てにしか見えません!
カルヴェンからは堂々日本語プリントが登場!さらに浮世絵のようなプリントや、人物と波をミックスしたオリジナルのプリントの間を水文(みずもん)が走るなど、こだわりのオリジナルプリントが多数見られました。全体ではパイソン、黄色、黒のシンプルかつインパクトを狙った中での日本モチーフだったのでかなりミクスチャーな印象に。日本柄の小物も登場しています。
日本人のルーツを持つといわれている中国系シンガポール人デザイナー、アンドリューゲンは日本古来の波や松、帯といったアイコンを抽象化。ミニマムで可愛らしい印象となっています。抽象化をさらに進化させリボンや現代的なワンピース、スカートといったアイテムにスマートに取り込んだ形となりました。
サッチン&バビでは全体の割合からすると1割程度。あくまでパターンの1つとして、スポーツミックス的な要素で矢羽根文様(やばねもんよう)が登場。現代的な服にナチュラルに反映できる日本芸術の普遍的な一面を上手く取り入れています。マックイーンのスカルやプロエンザ・スクーラーのインパクトプリントに似た威力を秘めたモチーフ!今後ストリートに登場する事を期待します!
こうして多くの日本モチーフやアイテムが登場する春夏シーズン!これを参考に是非来季のコーディネートに取り入れてみてください!
STYLE.COM Spring 2015 Ready-to-Wear
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Category: FASHION
Tag: 2015 SS • アレクサンダーマックイーン • ジャポニズム
ハイファッションからストリートまでちょっと気になる情報をお届けします!沖縄在住新米ライター。