Spring 2015 Couture:Maison Martin Margiela
ジョン・ガリアーノ氏が手掛けるマルタンマルジェラでの初コレクションが1月12日に行われ、Style.comにて全ルックが公開されました!
白・黒・赤・ベージュのベースカラー
「白」「黒」「赤」「ベージュ」といったファッションにおいては極めてクラシカルなカラーで表現されたデビューコレクション。ゴシックなルックの中に、人の顔をイメージさせるような装飾や、ゴージャスに飾られたギプスのようなアイテムを装着し、怪しく奇妙なムードが漂います。
デザインのベースラインをマルジェラに置き、繊細で女性らしさを全面にだしたレース使いや、ハットやヘッドセットなどの小物、怪しげな装飾などはガリアーノ氏の得意とするところが出ているのではないでしょうか。
後半にはマルジェラらしいシンプルで力強いドレスルックも登場し、今すぐ着たくなるような実用的な面もしっかりアピール。
メディアからの評価
世界のファッション4大都市とその他のコレクションの画像を掲載、解説しているStyle.comでのレビューでは、
「ガリアーノは家を見つけることができたのだと再確認した」
「(最後の)ガリアーノの背中に会場の誰もが涙し、興奮と安堵の気持ちに包まれていた」
と復帰後初のショーが成功だったことを伝えています。
ブランドの親会社となる伊OTBグループ社長のロレンツォ氏と。
今回のデビューコレクションについての見解
ブランドとガリアーノ氏両方の一ファンとして、今回のコレクションで最も気になった点はやはりブランドとデザイナーの融合性。しかし見事にその壁を乗り越え、溶け合うようにお互いに寄り添ったコレクションだったと強く感じる事ができました。
今回ラストルックで登場したブランドを象徴する”フルフェイスマスク”は、彼らしくゴシックで少女趣味的な要素と、ブランドらしい前衛的でアーティスティックな要素が見事に融合しているように思えます。 ブランドとデザイナーが歩み寄ってしっかりとメゾンを造っていくという意気込みが伝わってくるように思え、実に感動的なコレクションとなったのではないでしょうか!
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