しょっぱなからですが、私が気をつけている事や思う事を。
・ディレクターの神格化不要
・製作は“現場”主義
・外国人モデルは使わない
などを自分の想いとして書いていこうと思います。
まず、長年ファッションと付き合い、消費してきた物としては一消費者として一番嫌だったのが“作り手の顔が見えない事”でした。
ショップに居る事も無く、知り得る情報と言えばブログやHPぐらい。(しかもそれも最近になってからですね。)
でもそれはだいたいのブランドはそうだと思います。
何故ならディレクターというのは神格化させ、幻想的に見せる事がブランディングだと思っているからかと。
確かにその方が手っ取り早くて、時間も取られないし楽。
でも最近はTwitterを上手く使っている方や、自分が前へ前へ出て行く傾向にあります。特に海外にあるローカルブランドはそういう動きが顕著になってきています。
で、僕はどちらかというとフラットな人間なので、消費者目線で、且つ、発信出来る情報は分かりやすい様に・出来るだけ伝えていく事を念頭に置いてます。そしてSNS関係も結構使っている方かと思います。
“作り手”の日常や想い、性格や考えている事などetc・・・。
そういった物って今は可視化出来る様になった方が消費する側は安心して購入出来ると私は思います。
話は代わりますが、ブランディングという意味では、多くのブランドはカタログや雑誌誌面で海外モデルを使うブランドが多いです。
けど、これも私には違和感がありました。
例で言うと、日本人がアメリカ人をモデルに使って居る事は沢山あっても、逆にアメリカのブランドがカタログなどのモデルで日本人をモデルに使うケースってほとんど無いですよね?(一部除く)
でも僕はなるべくストリート(=つまり消費者)に近い立場に居たいと常に思ってます。
だからモデルも日本人を使います。関係者にも“外国人を使うべきだ!”と言われましたが。
そして予定では、スナップみたいにストリートで撮影して画像をお見せしようと思ってます。
着るのも、買うのも日本人じゃないですか。
外国人が着てカッコイイと思えても、芸能人が着てカッコイイと思えても、結局着るのは自分です。
だったら近い感覚の魅せ方をする事が本当の消費者目線だと僕は思うんです。
あと製作について。
当社の製作は徹底して現場主義です。
何度も何度も納得行くまで打ち合わせ
するし、出来上がったデザインやパターンをその場で大幅に変えて貰う事もあります。
展示用のハンガー一つとってもそうです。
僕は見つけた限りの東京にあるハンガー屋さんを周り、とある青山のハンガー屋さんに行き着きました。
実際に木の厚みや丈夫さ・プリント技術や金具の刺し込み具合などを見た上で商談に入りました。
結果的にはなん店舗か候補があり、一番そこはコストがかかる所だったのですが、結局そこのハンガー屋さんと契約し、生産に入ってもらいました。
が、後日知ったのですが、そこは、この前終止符を打った“m”から始まるあのブランドが使ってたハンガーを作っていたという事実を後日知りました。
Tシャツやシャツなども僕が生地を見てからじゃないと打ち合わせは始まりません。納得行くまで何種類でも生地を出させます。
最終サンプルまで出させておいたのに、会議にかけてボツになった商品もあります。
結局は生産(=商品)は現場が大切ですし、ディレクションする人間はストリートに居て、ストリートの目線、つまり消費者目線で居続けなければならないと僕は想いますし、常日頃自分にも言い聞かせています。
他社を非難するわけではなく、当社には当社の考えがある。という事です。
というわけで、今日は“作り手の在り方”について自分の想いを書かせていただきました。
次回は“ファッションと自分・自分の背景”などをテーマに書こうと思います。
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㈱STAYGOLD 代表 メンズファッションブロガーとして6年連続日本一を獲得後、当サイト:Leaddy立ち上げ。好きな物:Rock/Fashion/Running/神社/温泉/宇宙/歴史 etc... instagram:leaddy.jp Twitter:(個人):@two__bow (Leaddy):@Leaddy_JP Facebook:@leaddy.jp