ファッション業界というのは不思議なもので、他の小売業とはかなり異質なものがあります。
非常にわかりやすいの比較対象ですが、例えば電化製品。当サイトでも少数ですが記事を書かせていただいていますが、商品の価値を考えるのにまず価格と性能が気になりますね。
更に身近で分かりやすい例えを出すとApple製のスマートフォンであるiPhone。容量と性能、そしてキャリアによって価格がはっきりと変わってきます。逆に言えば第三者にも相談しやすい、口コミや他の機種との比較もしやすいです。これはブランド価値なども含めても選択肢を絞るのが容易になってきます。(もちろん極稀に例外もあります)
Champion/チャンピオン 別注REAL RAYERED T−SHIRTS(2P−SET)
本題にはいらせて頂きます。ファッションアイテムと言っても幅広くあります。さらっとTシャツ1枚とっても、様々なプリントがありますし、価格も柄も素材もプリントも多種多様です。そこで購入をするのにもちろん価格等で判断するのですが、重要なのが機能性が高くて、コストパフォーマンスが良い物が選ばれやすいと言うわけでは無いという点が大きく違います。
現在はいわゆるハイテク素材と言われる素材を使ったもので、それでいてコットン100%のものよりも肌触りがいいものもあります。ですが、なぜかコットン100%のものに拘って購入する方も多いですし、そもそもシルエットやデザインが優先されることが多いのは当然です。
更に言えば、ファッション業界では特にブランドと言うものも重要です。他の小売業でもブランドは重要ですが、ファッション業界はそれが顕著に現れます。ブランドのアイコンやロゴが見えるもの、もしくはそのブランドのものと一目で分かるものが高い価値があると言うのが一般的です。それに関しては賛同も否定もしません。
ハイテクノロジーに身を委ねて生きてきているのに、一番体に触れるものにはまた違った価値観を見出す。不思議ですね。太陽光パネルのオール電化の家に住み、最新のハイブリッド車に乗り、日々進化する健康な食事をとっているのにもかかわらず、なぜか同じブランドのものをずっと着続けていたり、着るものにはお金をかけない等と言うなかなかの違和感です。
ここ最近良く行われているアパレルブランド同士のコラボレーションが売れまくるのは、まさに象徴ですね。
はたしてこれからどんなものが売れるのか。と言うよりどんなものが欲しくなるのか。そんなものに答えがすぐ出るようなら簡単なのですが、答えはこの記事を読んでいる貴方自身の中にあるのかもしれません。
2016年にH&MとKENZOがコラボすることが発表されましたが、ブランド価値もありコラボで、しかも価格も安い。これって鉄板ですよね。ファッション業界がこのままで良いのかは正直わかりませんが、戦略としてはもはやこれ以上無いレベルですね…
スニーカーと洋服で部屋が埋まってしまうお馬鹿さん 常に心がけているのはカードを持って伊勢丹メンズ館や青山に行くのは危険と言う事 ファッションからガジェット・ライフスタイル色んな記事書きます! ライブハウスのモッシュピットでお会いしましょう!